中学受験のための勉強を子どもにさせたとき、間違えるたびに怒るのは、ほぼ間違いなく悪影響になります。叩かれたら伸びるタイプもいるという意見もあるかもしれませんが、そうなるのはある程度人格が形成された後の話で、子供のうちからそういうタイプの子はめったにいません。子供のうちから何度も怒ると、勉強に対しての意欲もどんどん失われ、成績が上がる機会はどんどん減っていくでしょう。

中学受験中の勉強は、ほめて伸ばすほうが効果的です。間違えがあってもまずは正解した場所をほめるようにして、勉強に対してのモチベーションを維持するように配慮しましょう。積極的にほめ続ければ、いずれ間違えた箇所にも対応できるようになり、勉強が楽しいものだと感じるようにもなってくるはずです。特に子供のうちは簡単にモチベーションが下がるので、下手に怒り続けるよりも遥かに効率良く勉強が進むでしょう。

ほめて伸ばす指導は中学受験の基本とされていますが、全く怒らないのもそれはそれで問題です。予め決めていた勉強時間にサボってゲームをしているなど、明確なルール違反を犯したときはしっかり叱りましょう。ルール違反を犯せばペナルティーが発生するという社会の基本的なルールを守る上でも、叱るという行為は有効な手段なので、タイミングを間違えないようにきちんと子どもを叱りましょう。